刺繍のメリット
①洗濯、漂白剤にも負けない耐久性
②高級感、立体感のある仕上がり
③歴史を感じる親近感
刺繍はご存知の通り、糸を縫いつけて形を造形します。
昔は一針一針手作業でしたが、それが手振り刺繍と言われる服を動かしながらデザインを作るミシン刺繍となり、現代ではコンピューターによる制御ミシンが主流となりました。
昔に比べ刺繍データやミシンの精度も随分上がり、かなり細かいものまで出来るようになりました。
高級ブランド服のほとんどが刺繍を採用していることからもわかる通り、何と言っても刺繍の最大のメリットは「高級感の演出」です。
例えば営業ブルゾンなどのロゴがプリントだとキャンペーンジャンパーのように見えてしまいますが、刺繍だとそうは見えませんよね。
上手にロゴを刺繍できれば、どこかのブランドのウェアを着ているように見えたりします。
また、高級感がありながらも歴史の中で常に絶え間なく刺繍は存在しており、現代でも学生用のジャージのネームや、企業の胸部分に社名をネームされていることも多くあります。
そして、ヨーロッパの最先端ファッション業界でも、幾年かに一度は刺繍が取り入れられており
ファッションと刺繍は常に関わりを持っております。
刺繍のデメリット
①刺繍加工可能な場所が限定される
②細かい部分の再現やグラデーションが不可
③針数や色数によっては初期コストが必要
刺繍加工の特色上、裏側にも跡が出ます。
詰まりは針で穴を開けながら加工していきますので、例えばポケットに直接刺繍をするとそのポケットにはモノが入らなくなります。
また、立体的な部分、例えばスリッパの上部やキャップの天井部分に刺繍をしたいと希望されてもミシンの枠をハメて平坦にならなくては綺麗な刺繍にはなりません。
糸を縫い付けることでデザインを造形していきますので、あまりに小さなデザインですと、糸が団子状態になり何が何だかわからなくなります。
刺繍代金はその会社によって試算方法に違いがあることもありますが、基本は針数と色数が原則です。
細かいデータや大きなデータですとそれだけ刺繍デザイン作成に時間もかかりますし、刺繍加工にも時間がかかります。
つまり、それだけの人件費や糸代、作業工賃が発生します。
その分、刺繍代金にも反映されます。
逆にデザインによっては、思いのほか安く刺繍代を抑える事も可能です。
上記のメリット・デメリットをふまえ、刺繍に向いているロゴをまとめると
1)比較的大きめのロゴマーク
2)比較的太めのロゴ文字
ということになります。ただ、オリジナルが小さかったり細かったりしても刺繍データを作成する際にある程度の調整が可能ですので、お気軽にご相談下さい。
御社のロゴマークは御社だけが使うことを許された「唯一のブランド」でもあります。
御社のオリジナルロゴをかっこよく表現する「オリジナル刺繍」
刺繍というツールを利用して、ユニフォームやキャップ以外にも様々な販促品を作成してみるのも面白いですね。